八戸名物「いちご煮」を比べて見ました。比較検証してお土産に最適なのは?
青森県八戸市は三陸リアス式海岸があり、うにやあわびなどの海産物が豊富です。
そんな八戸ならではのお土産の名物として「いちご煮」という缶詰があります。
うにやあわびを使用している為、1缶あたりのお値段は1,000円近くする高級缶詰なのです。数社が「いちご煮」を販売しているため、今回はどのメーカーの「いちご煮」がお土産として贈答して喜ばれるのか?美味しいのか?コスパは?を検証してみました。
*そもそもいちご煮って何?
最初名前を聞いたときは驚きました。苺を煮たお吸い物?
由来は生うにを煮るとうにがくるんと丸くなり、苺のように見えて、汁が白く色づく為、「朝もやの中に苺があるように見える」とのことで「いちご煮」と銘々されたそうです。そこにあわび又はつぶ貝、そして大葉やねぎをいれるバリエーションがあります。八戸の隣の階上あたりでも名物です。
*いちご煮の2メーカーを比べる
今回は「味の加久の屋」VS「かねと」の2メーカーを比べてみます。
まずは缶を開けてみました。
「味の加久の屋」はプルタブなので缶切りは必要ありません。
「かねと」は缶きりが必要です。
開けやすさ部門では「味の加久の屋」が一歩リードです。
見た目は「味の加久の屋」が白く、いちご煮の朝もやのような色です。
「かねと」は透明で具がはっきり見えています。
①いちご煮の値段
味の加久の屋・・・・861円
かねと・・・・・・・645円
価格差216円、「味の加久の屋」の方が25%近くも高いのです。
価格面では「かねと」の方が安いので優勢です。
②いちご煮の量
味の加久の屋・・・・415g
かねと・・・・・・・425g
ここでは汁と具の重さです
ここでも「かねと」が10g多く優勢です。
③いちご煮缶の外観
味の加久の屋・・・・プルタブタイプで缶きりいらず
かねと・・・・・・・缶きりが必要なシンプルタイプです
④いちご煮の具、量
味の加久の屋・・・・①うに 35g 23個 形がしっかりしている
②アワビ(ロコ貝)20g 14枚のスライス
③葱、シソの葉 少量
うに、アワビ合わせて55gの具
かねと・・・・・・・①うに 23g 形のないそぼろ状
②つぶ 20g 6個 コロコロ
③ほたて貝柱 15g 8個 コロコロ
④葱、シソの葉 少量
うに、つぶ、ほたて貝柱合わせて58gの具
あわびは入っていないようです。
具はアワビが入っている事、うにの形が大きいことで「味の加久の屋」が優勢です。
⑤いちご煮の味
一番大事な味です。味の加久の屋はいわゆる正統派の「いちご煮」の味です。
「かねと」は塩味のさっぱりしたお吸い物という味わいでした。
私は以前は和食屋さんで仕事をしていて何度もいちご煮を作ったことがありますので、いちご煮の味はしっかり覚えています。
*おみやげにするのにふさわしいのはどちらか?
今回はお世話になった方に珍しい物をあげたいということですので、うに、アワビの入った「いちご煮らしい、いちご煮」の「味の加久の屋」さんに軍配があがりました。
私のイメージではうにとアワビはいちご煮の具には必須なものという思い込みがあり、
アワビではなくつぶ貝では少しグレードが下がるように感じました。
ウィキペデアでは
いちご煮(いちごに)とは青森県八戸市とその周辺の三陸海岸の伝統的な料理で、ウニ(キタムラサキウニ、エゾバフンウニなど)とアワビ(ツブ貝等で代用されることもある)の吸物である。古くから上客への出し物として使われてきた。赤みが強いウニの卵巣の塊が、野イチゴの果実のように見えることからこの名が付いた。
湯または出汁でウニとアワビの薄切りを煮立て、塩とわずかな醤油だけで味付けをしただけのシンプルな料理である。仕上げには、青じその千切りが椀に放たれるのが定番で、その香りが濃厚な海の風味を程よく引き立てている。
アワビをつぶ貝で代用することもあると記されています。
今回はお土産としては「味の加久の屋」を選びましたが、塩味のうにスープとして
「かねと」も十分なクオリティーでした。
*いちご煮缶料理
汁物として直接いただくことの他に、炊き込みご飯、茶碗蒸し、雑炊なども作れます。
変わったところではスープパスタにしても美味しいですよ。
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